フリーランスのための法律を元弁護士が解説!vol1
お子様がおられる方は、「子どもの文章力をアップさせたい」と希望される方が多いと思います。文章力は、すべての勉強の基本となるので、文章力を上げると、英語、社会、数学、理科など他の教科にも良い影響があり、重要です。
しかし、文章力を上げると言っても、「何をしたら良いのかわからない」ということが多いでしょう。
今回は、元弁護士の現役ライターぴりかが、お子様の文章力をアップさせるコツを、ご紹介します!
1.読み聞かせ
小学校低学年のお子様の場合、いきなり文章を書いて、と言われても、うまくできないことが多いです。
そもそも語彙が少なく、文章にも慣れていないので、当然のことです。
「うちの子は学力が低い?」と不安に思う必要はありません。
教科書をなかなか読み進めなくても、普通のことだと認識して、まずは言葉に慣れさせましょう。
子どもが言葉に慣れるには、親が「読み聞かせ」をすることが効果的です。
お子様の気に入っている絵本や図鑑など、どんな本でも良いので、一緒に見て楽しむことから始めましょう。
まずは、こうした方法で、文字や文章に対する抵抗感を薄れさせることが大切です。
2.音読する
絵本や図鑑などの本を読むときには、音読すると、理解力や読解力が身につきやすいです。
子どもが1人で音読するのは難しいので、親が側について、関心を持って聞いてあげましょう。
一緒に読んで登場人物になりきるのも良いですし、感想を言い合っても良いです。楽しくコミュニケーションをとりながら進めていきましょう。
3.こどもニュースを読む
子どもでもわかりやすく世の中のことを説明している「子ども新聞」を読むのはとてもお勧めです。
また、テレビで子どもにも分かりやすいニュースの解説番組を見るのも良いでしょう。
- 朝日学生新聞社 ジュニア朝日
すべての漢字にふりがながふってあり、誌面はバラエティー豊かで、親子で楽しめる、楽しい子ども新聞です。
- 読売KODOMO新聞
毎日のニュース。政治経済や社会、国際、スポーツまで多ジャンルのニュースが載っています。
よろしければ、一度購読してみてください。
4.好きなことを書く
文章が嫌いなお子様は、「何を書いたら良いのか分からない」と思っていることが多いです。
そこで、まずは、文章化する「素材集め」が大切です。
そのためには、好きなことを書くのが一番。
たとえば、お子様の好きなテレビ番組や絵本、マンガや図鑑などを一緒に見たり読んだりして、「好き」、「楽しい」、「キライ」、「つまらない」など、感想を言い合ってみましょう。
感想を持てたら、次は、どうしてそれを好きなのか、あるいは嫌いなのか、「理由」を考えましょう。
このとき、「好きなモノ」について考えるための、『すき好きノート』という本が役に立ちます。
「いちばんすきな おかしはなぁに?
ひとつだけ えらんで おしえてね」
など、子どもに取っつきやすいように書かれています。
いきなり文章にするのが難しければ、絵に描くことから始めてもOKです。
すき好きノート | 谷川 俊太郎, 装画:安野 光雅 | 本 | Amazon.co.jp
著者は詩人の谷川俊太郎さんです。
5.本を読もう
昔から言われていることですが、本を読むことは、文章力アップに役立ちます。
とはいっても、お子様が本を好まないこともあるでしょう。
そんなときには、絵本や漫画、図鑑など、そのお子様が好きな本を何でも良いから親が一緒に読みましょう。
小学校低学年や中学年くらいのお子様には、以下で紹介する本を使ってみるのも良いかも知れません。
4年生までに身につけたい言葉力1100―低学年~中学年用
「言葉の力」を身につけるための本です。「名前」「動き・様子を表す言葉」「豊かな表現のおための言葉」のジャンルや、「自然とくらしの言葉」など、イラストを交えて紹介しているので、お子様にも取っつきやすいです。
6.簡単な日記を書く
文章力をアップさせるには、「書く」ことに「慣れる」ことが重要です。
そのためには、毎日、簡単な1~3行くらいの日記を書くのがお勧めです。
お子様1人で書くのが難しければ、親御さんと交換日記のようにすると、楽しく続けられます。
たとえば「今日あった出来事を書いてみて」
でもいいですし
「そのときどう思ったか、教えて」
でも良いです。
お話しするように、出来事や感じたこと、考えたことを素直に伝えられれば合格です。
毎日続けていれば、だんだんと伝えたいことが増えて、自然に分量も増えていきます。
7.カルタを使う
カルタは昔からあるゲームですが、子どもが語彙力を高めるのに役立ちます。
ゲーム性があると、子どもも楽しく取り組めますし、いつの間にか語彙力が高まります。
ことわざや慣用句など、覚えようとしても嫌になってしまいそうなことを、自然に覚えることができます。
以上のように、お子様の文章力アップのため、さまざまな方法があります。
お子様にはそれぞれ個性があります。
焦る必要はないので、できそうなところから、少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか?
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