フリーランスのための法律を元弁護士が解説!vol1
「洋菓子店を経営しているけれど、なかなか売り上げが上がらない」
「ライバル店は、売れ行きが好調なのに、何が違うの?」
一生懸命に修行をして洋菓子店、ケーキ屋、パン屋などを開業しても、なかなかうまく軌道に乗らないことがあります。
こんなときには、「広告」に注目すると、驚くほど売り上げが改善される可能性があるのです。
今回は、洋菓子店やケーキ屋、パン屋が劇的に売り上げアップする方法をご紹介します。
1.売れる洋菓子店の広告と売れない広告の違い
売れる洋菓子店の広告と売れない洋菓子店の広告、一体何が違うのでしょうか?
まずは、売れる広告と売れない広告の例をみてみましょう。
その1
「当店の最新の逸品を、是非とも試食してください」
その2
「チョコレートが好きなみなさまに朗報!
チョコづくしの「ボルケーノ・パイ」はいかが?
もちろん無料!」
1と2を比べてみたら、2の方が印象が強くないでしょうか?
いったいどんなお菓子なんだろう、と気になって、試食してみたいし「一度食べに行ってみようかな」と思ってしまいますよね。チョコ好きな人にはなおさら刺さります。
実は1と2の変更点はシンプルです。
「最新の逸品」を具体的な商品名(ボルケーノ・パイ)や「チョコレート」に言い換えて「試食」を「無料」と表現を変えたことだけです。
つまり、「見出し」を工夫するだけで、広告では劇的な違いを生み、大きな効果を得ることができるのです。
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2.売れる洋菓子店の広告の秘密:ネガティブな指摘が有効!
もう1つ、広告の秘密に「ネガティブな指摘が有効」という法則があります。
以下で、具体的にご紹介します。
たとえば、枕カバーを売ろうとしているとします。
この枕カバーには特殊加工が施されていて100%ダニの侵入を防げるという非常に衛生的なものです。一流大学の教授や一流企業の専門研究機関が開発しました。
価格は980円です。
このようなとき、素直に
「100%ダニの侵入を防ぐ」
「大学教授と専門チームが開発」
「たった980円」
と書いても、「ふぅん」と思われて終わってしまう可能性が高いです。
それよりも、効果的なのは、ネガティブな情報を書くことです。
以下のような表現方法をしてみたらどうでしょう?
「実は、枕を2年間使用すると、枕の重量の10%は「ダニの死骸とその排泄物」になると言われています。枕カバーには、何千、何万というダニが存在し、卵を生んで増え続けるからです。糞もしますし、死骸になって残るダニも多いです。
しかも、残念なことに、洗濯ではダニの侵入を防ぐことは不可能です。」
このようなことを書かれたら、読む人は「ぎょっとして」どうすればいいんだ?と思い、読み進めてしまいます。
そこで、以下のように続けます。
「この枕カバーは、ダニの侵入を100%防ぎます。始めからダニが入ってこないため、これを使えば、枕にダニが増えることもなく、ダニの排泄物や死骸が溜まることもありません。
ずっと衛生的な枕を使って寝ることができます。
一流大学の教授と一流企業の研究機関が共同で開発した商品で、値段はたった980円です!」
こっちの方が「それなら、買おうかなあ」と思ってしまいますよね。
このように、当初にネガティブな情報を提供して、それを覆すメリットを伝えれば、とてもインパクトが強くなるので、商品が飛躍的に売れやすくなりやすいです。
つまり、人が本来持っている心理や感情の傾向を利用することで、効果的な広告が可能となります。
洋菓子店のケースでも同じことが言えますよね。食品添加物やアレルギー原因物質などに置き換えることも考えられます。
実は、上記はすべて「現代広告の心理技術101」という本に書かれている内容です。この本では、こうした効果的な広告方法が101個も紹介されています。
ここに書かれている例を参考にしてホームページやFacebook、チラシなどに有効活用できたら、あなたの洋菓子店でも大きく集客アップできます。
そのまま使える事例集なので、売り上げの伸び悩んでいる洋菓子店の方は、是非ともお読みくださいね。
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