
フリーランスのための法律を元弁護士が解説!vol1
今回ご紹介する本は、
「起業したいけれど、リスクは取りたくない…」
という方にお勧めしたい本です。
1.起業のリスクを減らしてくれる本
脱サラして独立開業したい人、新たに事業を立ち上げたい人、離婚をきっかけに事業を立ち上げたい方など、いろいろな事情で起業を考えることがあるものです。
しかし、起業するには勇気が必要。
成功するかしないか分かりませんし、失敗したら時間も労力も無駄になり、下手をすると多額の負債も残ります。
「臆病者のための科学的起業法」は、そんな方でも安心して起業するために、プロの起業家が具体的な経営のノウハウを紹介している本です。
この本の著者は「マイケル・マスターソン」という方ですが、今までに年商100億円規模の会社を2社、50億円規模の会社を 2社、10億円規模の会社なら10社以上、ゼロから設立して育て上げた経歴があります。
この本では、企業が成長していく過程の4つのプロセスのうち、当初の2つのステージに絞って起業を成功させる方法が書かれています。
1つ目のステージは、ゼロから年商1億円を目指すステージ、次のステージは年商1億円から10億円を目指すステージです。
起業時にありがちな失敗を示し、そのリスクを避けて、確実に年商10億円まで達成するための具体的な戦略を公開しています。
2.臆病者のための科学的起業法が教えてくれること
この本には、たとえば、以下のようなことが書かれています。
- 臆病者でも成功できる秘訣
- 起業をギャンブルにしない方法
- 起業に対する不安や疑問点を打ち消す方法
まずは、こうした基本を押さえておけば、安心して起業に取り組めますね。
また、以下のようなことも紹介されています。
- アイディアを実現するための努力方法
- ビジネスを衰退させる落とし穴
- 適正な役員報酬の計算方法
- ティファニーが再び蘇ることができた理由
- サービスは放置しない
具体的なアドバイスや事例が書かれているので、実践的で参考になります。
3.有能なリーダーとは?
起業を成功させるには、優秀なリーダーであることが必要です。
みなさまは、どのようなリーダーが有能だと思いますか?
必要なことは、以下のような要素です。
- 社員の意欲を掘り起こす
- 仕事の目標に焦点を置く
- 助けあいと分かち合いを大切にしている
- 心から、顧客を大事にする
- 決断が早い
- 部下の支持を集める
- 周囲の人を尊重する
- 責任を重んじる企業文化を創りあげる
- 周囲の意見に惑わされない
こういったことも、本の中に書かれているので、読むだけで重要なことに気づいて実行に移すことができます。
また、日本の企業でありがちな無駄な会議をせず、ミーティングをフル活用する方法や交渉術、社員との関係の作り方など、具体的なことが書かれていて、非常に実用的です。
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4.「臆病者のための科学的起業法」がお勧めな方
- 企業に関心があるけれど、お金をムダにしたくない
- リスクをとらずに起業したい
- 脱サラはこわいが、安全なら起業してみたい
- ビジネスをしたいけれど、うまくできる自信がない
- 良いアイデアを思いつくけれど、具体的に活かす方法がわからない
このような方は、是非とも一度、本書を手にとって読んでみることをおすすめします。
きっと企業のための勇気と必要な知識を得られて、一歩前に踏み出すことができるでしょう。
5.ぴりかの感想
この本は、当初、よくあるノウハウ本かな?と思ったのですが、読んでみると、予想よりとてもしっかりと企業の基本が書かれていたので、本当に、大変参考になりました。
とにかく内容やアドバイスが具体的なので、す実践することができると思います。
また、ありがちな失敗例や、注意したいことなどが丁寧に拾ってあるので、効果的に起業に伴うリスクを抑えることもできます。
読み終わって、まさにタイトル通りの「臆病者のための」起業法なんだということがわかり、納得です!
起業やビジネスに関心のある方には、是非ともお勧めしたいです!特に、リスクを取りたくない方は、必読と言えるでしょう。
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