法律問題

Twitterは詐欺師の巣窟?副業、稼げる勧誘~brainやオンラインサロンで騙される人が多い理由

あなたは、自分がネットリテラシー高いと思っていませんか?

でも私から見ると、最近あまりに簡単に騙される、相手を信用してホイホイ「カモ」になっている人が多すぎです。

あんまり気になったからブログに書こうと思いました。

 

1.オフラインなら騙されないのにオンラインなら騙される

今回私が言いたいのは、みなさんオフラインなら詐欺に遭わないのにオンラインなら簡単に騙されるということです。

たとえばオフラインで、サクラを集めてそこらで包丁を売っていたら、怪しいと思って近寄りませんよね?

化粧品のマルチの勧誘があったり訪問販売があったりしてもあいてにしない人が多数です。

それは、そういった類型の商売が「怪しい」ということが頭に入っているからです。

 

しかしオンラインの場合、そういった「怪しいパターン」の認識がありません。

そこで相手が怪しいとか詐欺だとか嘘つきかもしれないと思う余地が働かず、騙されてしまうのです。

 

2.サロンやnoteの問題点

ツイッターを見ていると、情報弱者を食いものにしたサービスが多いです。

たとえばサロンやnoteは典型です。

Noteは、1回売り出してブームになるとすごい勢いで売れ始めますし、継続課金する人も多いです。

サロンも、単に大人数がlineとかslackとかでくっちゃべっているだけで月に1000円や2000円かかります。

普通に考えたらこんなものにお金を払いません。

しかし超人気でみんなが良いと言っていたら、何となく良いものと思ってしまうのですね。

それで読んだり入ってみたりすると、人間はお金を払ったものに対しては「価値がなかった」と認めたくない(失敗を認めたくない)バイアスが働くので「本当に良かった!」と思い始めます。

そしてその情報が拡散されて、次の人がまた騙される…、という悪循環です。

 

この仕組みでもっとも儲かるのは誰か?

それは、noteの販売者やサロンの運営者です。

よくサロンに入っている人は「サロン運営者は神」みたいなことを言って宗教みたいになっていますが、実際には入っている人が運営者にとっても神みたいなものです。

気前よくお金を払ってくれて、その上大声で無料でサービスを宣伝してくれるわけですから。運営者が広告費用を払えば良いくらいです。

 

3.個人だから信用できるとは限らない

ネットで大きな問題となるのが、「相手が個人」ということです。おそらくサロンやnoteだって、相手が企業で商売臭を出してやってたら、多くの人が警戒して入らないのです。

ところが相手が普通の個人(のように見える)ので、怪しくない、信用できる、親近感を持ってサロンに入ったりnoteを買ったりしてしまうのです。

しかし個人ほど怪しいものはありません。相手は嘘をついているかもしれません。

実際にツイッターで目立って人気のあるインフルエンサーとかでも、ツイートを追いかけていると嘘をついていることがよくあります。

複数人で運用しているのでは?と思われるケースもみられます。

しかし多くの人は、気づかず「すごい」と言って騙されたりしているので、どうしようもないな、と思います。

 

ともかく個人だから企業より信用できるということはありません。個人相手でも詐欺は成立します。

またオンラインの場合、相手が正体不明で実在するかどうかすら確かめようがないのですから(そもそも本名すら知らないケースが多数ですよね)安易に信用すべきではありません。

実際にツイッターなどで私が嘘と見抜いたケースや具体例についてまとめています。↓

年収や月収、売上げなど嘘をついたら詐欺になるのか解説しました。↓

 

以上、最近感じている事を書きました。

おしまい。

ABOUT ME
福谷陽子
弁護士としての経験を活かして、法律・不動産の専門記事を執筆。多くの法律事務所様や不動産会社様、法律・不動産系メディア様からご依頼をお受けしております。 難しい法律や税務、不動産の知識をわかりやすく伝えるのがモットー。 何より目指すのはお客様の利益です。

フリーランスのための法律を元弁護士が解説!vol2

フリーランスのための法律を元弁護士が解説!vol3