フリーランスのための法律を元弁護士が解説!vol1
子どもの学校には多額のお金がかかります。シングルマザーにとってはすべてが手痛い出費になってしまいますよね。
特に入学したときにかかる制服や体操服、副教材などの一連の費用は10万円以上になることも。払えない場合、どうしたら良いのでしょうか?
今回は制服や体操服代を払えないときの対処方法をご紹介します。困ったとき、ぜひ参考にしてみてください。
制服代を払えず入学式を欠席したケース
「子どもの制服代を払えないなんて、親として情けない」
そんな風に考えて落ち込む方もいるかもしれません。しかし実際、制服代を払えないご家庭はたくさんあります。世の中の流れであり、決して「情けない」ことなどないので、落ち込まないでください。
九州北部のとある効率の中学校では、入学式に親が制服を買えなかったから入学式に子どもが欠席する、という悲しい出来事も起こり、ニュース報道されました。
このケースでは、校長先生が制服代を立て替えて、親が分割払いしていくことになったようです。そのおかげで子どもは4日目にしてようやく学校へ登校できました。
このように、今の日本では制服代を払えない親が決して少なくない状況といえます。
困っているのは、あなただけではないかもしれません。
子どもの制服代はいくら?
実際、子どもの制服代はどのくらいするものでしょうか?
公立の場合には3万円~7万円程度が相場となっています。
ただ、実際には制服だけでは済まずカバンや体操服なども買わなければならないので、10万円程度の出費になってしまうケースも少なくありません。
私立の場合には学校にもよりますが、制服代として7万円程度はかかるでしょう。体操服、靴代、同窓会費なども必要ですし、高額な入学金や諸経費がかかるので、合計40万円程度が入学費用として必要です。
公立でも10万円、私立となると40万円。とてもじゃないけれど用意できない、という方もおられますよね。
制服代を払えないときの対処方法
制服代を払えないとき、どうしたら良いのでしょうか?
就学援助制度を利用する
シングルマザーの場合、各自治体で「就学援助制度」を利用できます。
就学援助制度とは、小中学校でかかる学用品や修学旅行代、給食代などの費用を自治体が支援してくれる制度です。お金で支払ってもらえたり、体操服などが現物で支給されたりします。
所得制限はありますが、利用できたらとても助かりますよね。
前年度の3学期の期間に申請用紙が配布される自治体が多いので、その時期は広報誌などに注意してみましょう。まずは自治体へ相談に行ってみてください。
母子寡婦福祉資金貸付金を利用する
母子寡婦福祉資金貸付金とは、1人親家庭に向けて国が無利子でお金を貸してくれる制度です。
厚生労働省が1人親支援のために行っている施策で、無利子、保証人なしという非常に有利な条件で借りられます。元本さえ返せば良いので、安心して利用できますよね。
子供の学費だけではなく、生活費や事業を開業する際の資金、子どもの結婚資金まで貸付を受けられます。
小中高校生だけではなく、子どもが大学生や大学院生になるときにも支援を受けられます。
まずはお住まいの自治体へ相談に行き、要件を満たしそうなら申込みをしてみてください。
借金で制服代を用意するのはNG
思うように収入を得られず生活が苦しい方は、クレジットカードやカードローンなどの借金に頼ってしまっているケースが少なくありません。
制服代を払えないとき、キャッシングやローンでお金を用意するのはNGです。
クレジットカードや消費者金融などの借金は非常に金利が高いので、借りるといつまでも利息の返済に追われて完済できなくなってしまうからです。
もしもカードやサラ金で借金をしてしまっているなら、早めに債務整理をしましょう。
債務整理をしたら、借金の返済額を減らしたり免除してもらったりできるので、その分毎月生活費や教育費に回せるお金が増えます。子どもの給食代や修学旅行の積立金も、自力で払えるようになるでしょう。
借金のない落ち着いた生活を取り戻せたら、ゆっくり新しい仕事も探せます。
収入を得られるようになれば、子どもと一緒に将来を描けるようにもなるでしょう。
そのためには、今の借金問題を解決することが第一歩となります。
債務整理をする時には、司法書士などの専門家に相談しなければなりません。とはいえいきなり法務事務所の門を叩くのは勇気の要ることです。
アヴァンス法務事務所なら、女性専用の相談窓口がもうけられているので、女性の方でも安心して相談できるでしょう。女性の悩みは女性に聞いてもらいたいという方が多いです。
たくさんのシングルマザーの方が、ここに相談をされて借金問題を解決しておられます。
お悩みの方がおられましたら、お早めに問合せをしてみてください。
あなたとお子様の幸せな生活を心よりお祈りしています。
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