フリーランスのための法律を元弁護士が解説!vol1
「旦那が浮気してる!許せない!!」
旦那に浮気されたら、妻としては大ショックです。「絶対許せない!!」思いますよね?
しかし一方で、「実際に離婚してしまったら自分や子どもの生活が心配…。」相手を許して夫婦関係を修復するという選択もできます。
浮気を許すか許さないかの選択はどうしたらいいんでしょうか?
この記事を読めば、その答えがわかります。
確かに浮気されたら傷つきますし、ものすごいショックを受けます。その中でも、適切な方法をとれば、不利益も最小限にできるんです。
私が応援しますので、一緒に勝ちに行きましょう!
1.旦那に浮気されたとき「許す?」「許さない?」選択肢は4つ
- 相手を許してやり直す
- 浮気に気づかなかったフリをする
- 浮気を放置して今の生活を守る
- 離婚する
以下で、それぞれの内容と選択すべき場面を紹介します。
1-1.旦那を許してやり直す
相手が本当に心底反省しており、もう二度と浮気をしないと誓っているのであれば、許すことも考えられます。許せば泥沼の離婚騒動にならずに済みますし、今の生活も守ることができます。子どもが小さい場合などには、特に許すメリットが大きくなります。
1-2.浮気に気づかなかったフリをする
2つ目は、浮気に気づかなかったフリをする方法です。相手の浮気が一時的なものであれば、放っておくと勝手に浮気相手と別れて戻ってくることもあります。
1-3.浮気を放置して今の生活を守る
3つ目は、浮気を放置する方法です。②と似ていますが、相手に対して「浮気を知っている」ことを伝えた上で開き直る点で異なります。旦那や妻が浮気した場合、相手の方から離婚請求することができないので、こちらが離婚を言い出さなければ離婚されることがありません。
旦那に気持ちが残っていないけれども今の生活を守りたいなら、この方法が有効です。
1-4.旦那を許さず離婚する
浮気を許さずに離婚するという選択もあります。旦那や嫁の気持ちが完全に浮気相手のところにいってしまっているケース、どうしても許すことができない場合などには離婚を検討しましょう。
2.旦那の浮気を許すメリット
旦那の浮気を許すと、以下のようなメリットがあります。
2-1.家庭や子どもを守れる
まず、離婚を避けることにより、家族を守ることができます。特に小さな子どもがいる場合や自分の経済力がないケースなどには離婚を避けたいと思うでしょうから、家族を守るメリットが大きくなるでしょう。
2-2.旦那との関係が強固になる可能性がある
旦那の浮気を許し、2人で浮気問題を乗り越えることができれば2人の関係がより強固になり、深まることがあります。
2-3.同じ過ちを繰り返さないようにできる
今回の浮気の原因をつきとめることができたら、同じ過ちを繰り返さないように工夫することができます。
3.旦那の浮気を許すデメリット
一方、旦那の浮気を許すと以下のようなデメリットがあります。
3-1.元に戻るとは限らない
浮気を許しても、必ずしも夫婦関係が元に戻るとは限りません。ぎくしゃくしたまま長い人生を過ごすことになる可能性もありますし、旦那や妻が浮気相手と別れずこっそり付き合いを継続する可能性もあります。
3-2.ストレスが溜まる
相手が浮気しているとわかったらイライラも募ります。一緒に暮らしていてもストレスが溜まるでしょう。相手にどうしても辛く当たってしまい、喧嘩が絶えなくなる可能性もあります。
3-3.時間がかかる
浮気を許そうと思っても、心の底から許せるには非常に時間がかかります。相手の態度が改まらなかったり気持ちの整理がつかなかったりして苦しむ時間が長くなります。
3-4.「浮気しても許してもらえる」と思われる
いったん浮気を許すと、旦那は「浮気しても許してもらえる」と考えて、浮気を繰り返すようになるケースがあります。
4.許すか許さないか迷ったら、まずは浮気しているかどうか確認!
4-1.浮気の証拠が重要な理由
旦那が浮気したとき、重要なのは、まずは「本当に浮気しているかどうか」を確認することです。
浮気している確証を持てなければ、何の対処をとることもできません。こちらが「許す」以前の問題で、旦那さんや妻が「浮気なんかしていない」と言うかもしれません。離婚するとしても、浮気の証拠が必要で、証拠がなかったら裁判してもこちらが負けてしまいます。
離婚も慰謝料請求もできないと言うことです。それどころか、旦那の方から離婚を求められて、お金ももらえないまま放り出され、旦那と浮気相手が再婚、など言うことも起こってしまいます。そこで、旦那が浮気していると感じたら、必ず「確実な浮気の証拠」を集める必要があるのです。
4-2.肉体関係を証明できる証拠を集める
浮気の証拠集めをするときには、旦那と浮気相手の「肉体関係」を示す証拠が必要です。
法律上の浮気である「不貞行為」は、既婚者が別の異性と「男女関係(性交渉)」をもつことを意味するからです。単に仲良くデートしていたり「好き」と言っていたりしても、法律的な浮気の証拠にはなりません。慰謝料も請求できないのです。
4-3.集めるべき浮気の証拠とは
具体的には、以下のようなものを集めましょう。
- メール
- 写真
- 通話記録
- 領収証
- 交通ICカードの記録
- 探偵の調査報告書
メール
メールは浮気の証拠になりますが、単に「好き」とかハートマークが書いてあるとかデートの約束をしているだけでは弱いです。それでは肉体関係を証明できないからです。性関係を示すような内容であれば浮気の証拠に使えます。
写真
配偶者や浮気相手が写っている写真も浮気の証拠になります。ただ、これについても単にデートしているだけでは足りず、性交渉している場面や相手の裸の写真など、性関係を推測させるものが必要です。
通話記録
浮気相手と旦那さん(奧さん)の携帯電話の通話記録も、不自然に親密な交際をしていることの証明に使えます。
領収証
デートしたときや旅行したときに使った領収証やクレジットカードの明細書も証拠に使えます。
交通ICカードの記録
浮気相手宅に通う際に使われた交通ICカードの記録も浮気の証拠に使えます。
探偵の調査報告書
上記で示したような証拠では、肉体関係を証明する決定打にならないことが多いです。そのようなときには、プロの探偵事務所に依頼して尾行調査をしてもらい、確実な性関係の証拠をつかむことも検討しましょう。
探偵事務所に依頼すると、専門スタッフが相手を尾行して浮気の現場を押さえ、画像やDVDつきの詳細な浮気調査報告書を作ってくれます。よくできた浮気の調査報告書は裁判でも使えますし、有効です。
ただし調査会社選びが重要です。いい加減な会社に依頼しても有効な報告書を出してもらえない可能性がありますし、費用をぼったくられてしまうおそれもあります。
浮気の調査を依頼するときには相談や見積もりが無料で、浮気調査の実績が高く、親身になってくれる調査会社を選びましょう。
探偵事務所なんて怪しくて怖いからかかわりたくない、という方もおられると思うのですが、やっぱり探偵事務所は必要です。私は元弁護士なので、弁護士の運営している探偵事務所を見つけました。ここなら、どこの誰かわからない業者よりもずっと安心です。無料で相談してもらえるので、一度申込みをしてみてくださいね。
5.浮気を許す方法
浮気の確実な証拠をつかんだ上で相手の浮気を許すなら、以下のような気持ちを持ちましょう。
5-1.今回の浮気を教訓にする
今回の浮気の経験を無駄にせず、家族の絆を深めるきっかけにしましょう。
5-2.親や友人などにぐちを聞いてもらう
辛いときには親や兄弟、友人などを頼って話を聞いてもらい、ストレスを発散しましょう。
5-3.子供のことを考える
相手のことを許せないと思ったら、離婚した場合の子供への影響を考えてみるのも1つです。子どもが中学校を卒業するまで我慢するという選択肢もあります。
5-4.自分にも問題が無かったか考えてみる
相手が浮気する場合、自分にも問題があるケースがあるので、一度胸に手を当てて考えてみましょう。
5-5.離婚した場合のリスクを考える
離婚すると、相手から生活費をもらえなくなりますし、子どもの親権をとられるかもしれません。離婚後の生活も心配です。男性側なら財産分与が必要になるケースも多いです。浮気されたとしても財産分与は基本的に2分の1ずつです。離婚後一人きりで生活していくのも辛いでしょう。
6.浮気を許す際の条件
浮気を許すとしても、単に「もういいよ」と言うだけだとまた繰り返される可能性があります。そこで、許す条件を定めましょう。
以下のような条件を付けると良いでしょう。
- 浮気を認めて謝罪させる
まずは、浮気をはっきり認めさせて謝罪させるところから始めます。相手が「浮気していない」と言っている状態では許しても同じことが繰り返されます。そのために浮気の証拠が必要です。
- 二度と浮気しないと約束させる
今回の浮気を踏まえて「二度と浮気しない」と約束させることが重要です。
- 誓約書を書かせる
口約束では心許ないので、必ず誓約書を書かせ、書面に残しておきましょう。
- 再度浮気されたら慰謝料が発生するペナルティをつける
もしも次に浮気をされたら慰謝料が発生するというペナルティを付けましょう。具体的にいくら支払うのか、金額まで指定しておくべきです。100~300万円くらいの幅に設定しておくと良いでしょう。
- 浮気相手と一切連絡を取らない
浮気相手とは一切連絡しないことを約束させます。職場が一緒などでどうしても関わってしまう場合には、電話しない、メールしない、プライベートで会わないなど、線引き・条件を細かく設定しておきましょう。
- 他の異性と2人きりで食事したりデートしたりしない
今回の浮気相手以外の異性とも2人きりで食事しないとかデートしないなど、取り決めをしておきましょう。
7.浮気を許すか許さないか迷ったときのベストな対処方法
旦那さんに浮気されたとき、許すかどうかについては非常に迷ってしまう方が多いでしょう。許すべきかどうか迷ったら、一度離婚カウンセラーや弁護士に相談してみた方が良いです。
また、浮気の証拠がない段階では、専門家に相談しても話を前に進めにくいので、まずは浮気の証拠を集めるべきです。
自分一人で集められる証拠には限界があるので、早めにプロの調査会社に依頼するのが賢いやり方です。
確かに探偵事務所は怪しいイメージもありますが、安心して依頼できるところを見つけました。弁護士が運営している探偵事務所です。
弁護士なら、社会的な責任も重いので滅多なことはできません。良心的に対応してもらえるので、一度相談してみてください。
また、旦那が「不貞」したら、絶対許せない!という思いが強いはず。
不倫女と旦那を懲らしめるには、離婚や男女問題に強い弁護士に相談してみることが絶対に必要です。
一人でできることには限界がありますし、抱え込むと精神的にもきついからです。私の元弁護士としての経験から、自信を持って言えます。
無料で離婚問題に強い弁護士を探せる検索サービスがあるので、是非とも一度、利用してみて下さい。
この1つの勇気があなたの今後の人生を切り開きます。あなたが悪いのではなく、浮気した旦那が悪いのです。おつらい気持ちは本当によく理解できますが、前に進んでいくしかありません。自信と希望を失わず、少しずつでもいいので前に進んで行きしょう!
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