離婚・男女問題

旦那が職場不倫!慰謝料請求など損しないための知識を元弁護士が解説!

「旦那が職場の後輩の女と不倫しているみたい」
「最近、残業や休日出勤が増えて怪しい」

旦那が職場で不倫していると感じたとき、どうしたらいいんだろう、と途方に暮れる方が多いです。

いきなり職場に電話をしたり、職場に殴り込みに行ってしまう方もおられます

しかし、元弁護士としての経験から言うと、そんな方法は絶対NGです。状況が悪くなるだけなので、やめましょう。

職場不倫のケースは非常にたくさんあるのですが、適切に対応できるかどうかで結果が天と地ほど変わってきます。

今回は、旦那が職場不倫したときに絶対損しないように、対処方法を初めとして知っておくべきことを、元弁護士としての立場から解説します。

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1.職場不倫してしまう理由

あなたは、世の中一般で職場不倫がどのくらい行われているか、ご存知でしょうか?

とある不倫している人を対象にしたアンケートによると、「不倫相手は上司」と答えた人が3割、「職場の同僚」と答えた人が2割だったということです。そうなると、半数もの人が職場で不倫していることになってしまいます。

いったいどうして職場不倫はそんなに多いのでしょうか?以下で社内不倫が多い理由をみてみましょう。

1-1.毎日顔を合わせる

職場が同じだと、嫌でも毎日顔を合わせます。人間は、同じ顔を見続けているといつしか親近感を持ちますので、ふとしたきっかけで不倫関係になってしまいます。

1-2.働いている姿に惹かれる

年下の女性からすると、男性が仕事に打ち込んでいる姿は格好良く見えるものです。

後輩が一生懸命仕事に取り組んでいる姿に惹かれるケースもあります。

1-3.ミスをかばってくれた

部下が失敗したときに上司の男性がかばってくれたことをきっかけに不倫関係に発展するケースも多いです。

1-4.残業を手伝ってもらった

部下の女性が残業をしているとき、会社に残っていた上司が手伝ってあげたことをきっかけに不倫関係となってしまうケースがあります。

1-5.2人で出張

上司と部下で出張する機会も多いですが、2人だけになると普段話せないようなことでも話してしあって親密になり、ついつい不倫関係になってしまいます。

1-6.配偶者に言い訳しやすい

職場不倫は、妻に言い訳しやすい特徴があります。帰りが遅くなっても「残業が増えた」と言えばいいだけですし、休日に浮気相手と会うときにも「休日出勤」と言えば済むからです。

1-7.仕事上の悩み・ストレスを共有できる

同じ職場であれば、同じ悩みやストレスを抱えているものです。

妻に話してもわかってもらえないことでも職場の後輩なら理解してくれることがあり、お互いにいろいろな悩みを打ち明け合っているうちに徐々に距離が縮まって男女関係になってしまいます。

1-8.社員旅行

社員旅行も職場不倫のきっかけになりやすいです。いつもと違う非日常の中で解放感があり、お互いの新たな一面を知ることになりますし、家族による監視もありません。一線を越えてしまう理由が充分にあります。

このように、職場には不倫が起こりやすい要素が満載になっています。

私も現役時代、多くの職場不倫の方からのご相談をお受けしていましたので、職場不倫が非常に多いことはよくわかります。
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2.職場不倫しやすい人の特徴

職場不倫しやすい人にはどのような特徴があるのか、みてみましょう。

2-1.男性の場合

職場不倫は、上司の男性と部下の女性の間で行われることが多いです。まずは男性の方からみていきましょう。

仕事ができる人

仕事が良くできる人は後輩の女性からの受けもよく、近づいてくる女性が多いために不倫に至りやすいです。

管理職になり立て

男性が管理職になると周囲から注目されますし、後輩の女性の憧れの対象になりやすいです。本人も自信をつけるので気になる女性にアプローチすることもあります。

転勤や出張が多い

転勤や出張が多い人は、妻による監視の目が及ばないので不倫しやすいです。

お金に余裕がある

不倫しようとするとデート代などにお金がかかるので、金銭的に余裕のある人の方が圧倒的に浮気をしやすいです。

家族とうまくいっていない

妻との関係があまりうまくいっていないケースやセックスレスのケースでは、居場所や性欲のはけ口を求めて不倫に走りやすいです。

2-2.女性

次に、職場不倫しやすい女性の特徴をみてみましょう。

目立たない

職場不倫するのは、目立たないどこにでもいそうな女性が多いです。意外かもしれませんが、まじめでおとなしそうな方に限って不倫に走りやすい傾向があります。

恋愛経験が乏しい

恋愛経験の少ない女性は、男性から誘われるとすぐになびいてしまいやすいので、不倫してしまうことが多いです。

自分の意見を言えない

「嫌だな」、「良くないんじゃないかな」と思っても自分の意見をはっきり言えず流されるタイプの女性は、上司から男女関係を誘われても断れず、不倫してしまうケースがあります。

依存体質

何かに依存しないと生きられない人や甘えん坊な性格の人、心に埋められないスキマがある人などは、依存の対象を求めて不倫に走りやすいです。

刺激を求めている、美人

上記とは異なり、刺激を求めている女性や美人な女性も浮気相手になりやすいです。

これらのタイプの人は、普通の恋愛に飽き足らず不倫という状況を楽しんでいる傾向があります。

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3.職場不倫が多い業界

次に、職場不倫が多い業界をみてみましょう。

3-1.病院

病院は、非常に不倫が多いです。

まず、看護師と医師による不倫が圧倒的です。 看護師にとって、地位も収入も高い医師は魅力的に見えます。医師と結婚すると生活が安定しますし、寿退社したいと考えている方も多いです。実際に看護師と医師が「略奪婚」に及ぶケースもたくさんあります。

また、病院では夜勤が多く、一緒に夜の病院に詰めていると、親密な関係になることもあります。普段から病人を相手にしており共通のストレスを抱えていることも、不倫に走りやすい理由の1つとなっています。

3-2.老人ホーム、介護職

介護の業界も不倫が多いです。介護士はストレスが強く給料額も低いので離職率が高いですが、お互いにストレスを分かち合ううちに親近感を覚えたり、お酒を飲んでいて勢いで不倫関係になってしまったりする例もあります。

3-3.警察官・教師

警察官や教師も、意外と不倫が多い職場です。

最近は、モンスター市民が増えており、警察に対して無茶な請求をしてくる人も多いです。 教師に対してはモンスターペアレンツがいることが有名ですし、いじめ問題への対処など、最近では教師の仕事もどんどん増えて複雑になっています。

これらの職場の人は理不尽な要求を受けることも多く、非常にストレスを溜めやすいので、不満や辛さを分かち合える相手と不倫関係になってしまいます。

3-4.生命保険会社

生命保険会社は、非常に女性の外交員が多く、おしゃれな女性が多くきらびやかな業界です。

一方でノルマなどがあってストレスが溜まりやすい職場でもあります。しかも営業ノルマは「グループ」ごとに課されるので、同じグループだと仲間意識が生まれて親近感を持つようになります。営業先で誰の監視も及ばない状態になった時に不倫関係になるケースもあります。

3-5.旅行代理店

旅行代理店は、海外の時間帯に合わせて業務が変則的になりがちで、ストレスが溜まりやすい業界です。

また、出張は男女ペアで行きますし、行き先も観光向きの場所となるので、「不倫旅行」に近い状態になってしまい、不倫しやすい状況が揃っています。同じ会社だけではなく同業他社との不倫も多いのが特徴です。

3-6.予備校や塾

予備校や塾でも、保護者などからさまざまなことを言われてストレスが溜まりやすいです。また、講義の準備など残業が多い業種でもあります。

男性の講師が生徒と不倫関係になってしまう例もあります。

どうですか?「当てはまるかも!」と思ったら要注意です。
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4.職場不倫の見破り方

もしも旦那や妻が職場不倫しているかもしれないと感じたら、どのようにな点に注意すると見破ることができるのでしょうか?

  • 残業が増えた
  • 出張が増えた
  • 転勤が多い業種
  • 管理職に昇進した
  • 仕事に向かうのが楽しそうになった
  • お洒落になった
  • 帰宅後急いでお風呂に入っている
  • 職場の話をしなくなった
  • 飲み会が多い
  • 社員旅行に行った後態度が変わった
  • スマホを肌身離さず持ち歩いている

不倫を見破る方法については、次の記事で詳しく紹介しているので、ご参照ください。

https://books.legalharuka.com/archives/27



5.職場不倫されたときの対処方法

もしも旦那や妻が職場不倫したら、どのように対応すれば良いのでしょうか?

5-1.証拠を集める

旦那や妻の浮気を疑っているならば、まずは証拠を集めましょう。

自分では職場不倫を確信していても、証拠がないと相手方らがしらを切ると、それ以上追及できなくなるからです。

不倫の証拠としては、「肉体関係」があるものが必要です。法律上「不法行為」「不貞(浮気や不倫のこと)」と評価されるには、単に交際しているだけではなく性関係(男女関係)が必要だからです。

そこで、職場の女性との肉体関係を証明するため、以下のようなものを集めましょう。

  • メール
  • SNSの記録
  • LINEの記録
  • 写真
  • 領収証(デートの際の支払いに使われたもの)
  • クレジットカードの明細書(上に同じ)
  • 通話記録
  • 配偶者の手帳の記録
  • 配偶者の出勤時間帰宅時間をまとめたノート(旦那や妻の様子を観察して自分で作成します)
  • 探偵の調査報告書

メールやSNSの記録、写真などについては、できるだけ「肉体関係」を推測させるものである必要があります。ただ、メールや写真などの証拠だけで肉体関係をはっきり証明するのは難しいものです。普通は「好き」「愛してる」などの言葉やハートマークがついているくらいでしょう。写真にしても、お互いが性交渉しているときの写真が見つかれば良いですが、そのようなものが都合良く見つかるとは限りません。

そこで効果的になる証拠が、探偵の調査報告書です。

探偵に相手を尾行してもらい、ホテルに入るところや不倫相手の家に泊まるところなどをばっちり押さえておけば、確実に不倫を証明できます。

探偵事務所に依頼すると、相手を画像や動画付きで詳細な調査報告書を作成してくれますし、こうした証拠は裁判の場でも有効です。

確かに探偵事務所というと得体の知れない感じがしてうさんくさいと思われる方も多いですが、実際にはとても頼りになるんです。ただし、業者選びは重要です。悪質業者にだまされたら、きちんとした証拠が手に入らない上高額な費用だけをとられてしまいます。

探偵事務所を選ぶときには、費用についても良心的に対応してくれて、親身に相談に乗ってくれる調査会社を選ぶべきです。

そうはいっても、探偵社なんて怪しいから相談するのは怖いですよね。
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5-2.慰謝料請求する

不倫の証拠を手に入れたら、不倫相手に慰謝料請求することができます。旦那や妻を復縁したいなら、相手に不倫関係を清算するよう求めることも可能です。

5-3.離婚するかどうか決める

旦那や妻が不倫したら、離婚すべきかどうかも考える必要があります。

離婚すると、離婚後の生活や子供の問題などもあり、良いことばかりではないので慎重に検討しましょう。困ったときには弁護士の無料相談を利用することをお勧めします。

探偵事務所に相談をすると、提携している弁護士を紹介してもらえるケースもあります。

6.職場不倫を疑ったら証拠集めから始めましょう

旦那や嫁が職場不倫しているなら、まずは証拠集めが重要です。

まずは自分でできる限りの証拠を集めてみて、どうしても無理ならプロの探偵事務所を頼りましょう。相手の女性の素性がわからないときでも、調査を入れると判明する可能性が高いです。特に職場不倫の場合、相手の職場が特定されているので調べやすいですし、将来裁判を起こしたときに給与差し押さえなども容易ですから調査するメリットが大きくなります。

旦那や嫁に不倫されたらとても傷つきますし、精神的に参ってしまうものです。だから、専門家の力を借りた方が良いと思います。1人で何とかしようとすると状況が悪化するので避けた方が良いです。

探偵事務所に相談するのも良いですし、法律的なことは弁護士に頼りましょう。
今は無料で相談できる離婚弁護士もたくさんいるので、これまでの実績や弁護士のプロフィール、事務所情報などを見て良い弁護士を探しましょう。
無料でお近くの弁護士を探せる便利なサービスもあるので、よかったら利用してみてくださいね。

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ABOUT ME
福谷陽子
弁護士としての経験を活かして、法律・不動産の専門記事を執筆。多くの法律事務所様や不動産会社様、法律・不動産系メディア様からご依頼をお受けしております。 難しい法律や税務、不動産の知識をわかりやすく伝えるのがモットー。 何より目指すのはお客様の利益です。

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