弁護士関連

弁護士が独立するときの準備と流れについて(元弁護士【経営経験あり】が解説)

  • 今の事務所に不満があるから、独立したい
  • 独立するときって、どんな流れになるの?
  • 独立するとき、注意すべき点はある?
  • いつボスに切り出したらいいんだろうか?

 

弁護士が、いざ独立しようとすると、いろいろな疑問や不安が生まれるものです。

今回は、元弁護士の私が実体験を元にして、独立するタイミングや準備しておくべきこと、流れなどを解説します。独立に必須のツールや業務効率アップのためのこだわりポイントも紹介するので、よかったら最後までお読み下さいね。

 


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1.弁護士が独立すべきタイミング

  • いつかは独立したいけれど、タイミングをはかれない
  • 今すぐ独立したいけれど、もう少し待った方が良いの?

 

そんなとき、何を基準に弁護士の独立のタイミングを計れば良いのでしょうか?

 

最近では、即独の先生もおられるので、早く独立することに抵抗が薄らいでいるように思います。

ただ、私としては、独立すべきタイミングは、いくつかの事件を始めから終わりまで通しで経験して、自分で一通りの事件処理ができるようになってから独立すべきと考えています。そのためには最低1年は勤務した方が良いですし、できれば2年くらいは勤務経験があった方が良いでしょう。

 

また弁護士は事務所を辞めて他の事務所に移ることを嫌う傾向がありますが、私はいろんな事務所をみるのは良いことと考えています。

弁護士というものは、人によって仕事の処理方法も依頼者の毛色もずいぶん異なります。

いろいろな先生の仕事ぶりを見ると、それぞれが自分に合ったやり方を実践していることがわかります。すると「私には私のやり方があるので、それでやっていけるはず」という自信を持つことができます。

事実私は独立するまでに3つくらい事務所を代わり、相当さまざまな弁護士の先生を見て、みなさんがそれぞれ個性を持ったやり方をしていたので「私は私流の弁護士になろう」と決めて独立できました。

 

さらに、独立するのは、ある程度個人事件をとれるようになってからの方が良いように思います。

私も、独立する前は、個人事件をけっこうやっていて、独立しても収入には困らない程度になっていました。



2.準備しておくべきこと

弁護士が独立する前に準備しておくことと言えば、スキルを高めて一人で事件を処理できるようにしておくことはもちろんですが、依頼者対応が大切と思います。

ボスの下にいたら、ややこしい事件が来ても最終的にボスが何とかしてくれますし、責任もボスに及ぶことが多いので、勤務弁護士は気が楽です。

しかし、独立したらそうはいかないので、依頼者の見極めと適切な対処が必要です。

上手に対応できないとトラブルが発生したり、危険に巻き込まれたりするおそれがありますし、非弁行為に関わってしまう可能性もあり、重大です。

 

また、独立前に私が絶対にお勧めするのは、法律事務の仕事を一通りできるようになっておくことです。

事務の仕事ができたら、独立後、しばらく事務員がいなくても全く困らないからです。

たとえば事件記録の作り方、証拠の作り方、提訴の方法、郵便の封入や発送など、細々とした作業がありますが、勤務時代から、こういうことを嫌がらずに率先してできるようになっておきましょう。

 

事務の仕事ができると、事務員を雇ったときにも役立ちます。

もし弁護士が事務の仕事を知らないと、ベテランの事務員さんに来てもらわないと業務が滞ります。

これに対して弁護士が事務の仕事を知っていれば、弁護士が事務員に仕事を教えられるので、事務員さんの成長が早いですし、厚い信頼を得ることができます。

私も、当初来ていただいた事務員さんは完全な法律事務の素人の方でしたが、私が教えることができたので全く問題ありませんでしたし、とても良い関係を築くことができました。



3.独立の流れ

独立するときには、以下のような流れで進めましょう。

3-1.経営者弁護士に告げる

まずは、今勤務している事務所の経営者に、独立の希望を申し出る必要があります。

言いにくいのはわかりますが、いきなりやめると迷惑がかかるので、なるべく早めに切り出しましょう。できれば半年くらい前には言った方が良いです。

また、独立後も引き続き共同受任する事件もありますし、円満退職すれば、独立後に事件を紹介してもらえる場合などもあるので、ボスとの関係は良好にしておくに越したことはありません。

3-2.物件を探す

次に、物件探しをします。

物件は、各地方によっても異なるかも知れませんが、やはり裁判所や弁護士会に近いところが便利です。

また、駅から近いことも必要ですし(利便性)、あまり古すぎると印象が悪いので、それなりの見栄えのところにするのが望ましいです。

広さは、一人であればそう広いスペースは要りませんが、事務員さんのスペースと将来勤務弁護士を1人2人入れることなども考えて決めましょう。

 

3-3.リース物件、内装などを決める

コピーFAXの複合機や電話機などのリース物件、事務所の内装なども決めていきます。

私は、複合機の購入を申し込んだら、そのメーカーの方から内装業者を紹介してもらえて、展示会場に机や椅子などの事務用品を見に行き、いろいろ決めました。

 

また、パソコンやその他の備品も用意しておきましょう。

事務所の看板や名刺も準備しておく必要があります。私は通信販売で購入しました。

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3-4.挨拶状を出す

事務所への転居日が決まったら、挨拶状を作って出す必要があります(もしかして、東京などではその風習がなくなっているかも知れませんが)。私は1人で弁護士会のレターケースに投函に行ったので、めちゃくちゃ量が多くて大変でした(当時大阪には3000人以上弁護士がいたような気がします。)

 

3-5.入居する

以上の準備が整ったら、予定日に入居して、新しい事務所での執務を開始しましょう。



4.導入をお勧めするツール

弁護士が独立するならば、是非とも導入しておくべきツールが2つ、あります。

それは、電話秘書(電話代行)と会計ソフトです。

 

私も独立直後から使っており、便利すぎて気に入ったので、事務所を閉じるまで使い続けていました。

4-1.電話秘書とは

電話秘書とは、事務所に電話がかかってきたときに不在にしていると、自動で転送されて、転送先の秘書が電話を受けてくれるサービスです。事務所名で電話をとって用件と連絡先を聞き、弁護士にメールなどで送ってくれます。

いつでもどこでも出張先でも裁判所でも、かかってきた電話の内容を確認して、外から折り返せるので非常に便利です。

いちいち事務所に帰って電話をかけ直す必要がなく、時間の大幅な短縮になりますし、問い合わせてきたお客さんを逃すこともありません。

 

「ここの事務所は平日の昼間に電話がつながらないのか?廃業してるの?」

 

と思われる心配もありません。

 

事務員がいても、1人だけだと同時に2つ以上の電話がかかると対応できないものですが、そんなとき、2本目の電話を電話秘書がとってくれると便利です。

 

よかったら、是非導入してみてください。

 

事務所運営に電話秘書を導入する

 

4-2.会計ソフト

もう1つのツールである会計ソフトは、クラウドによる会計管理のサービスです。

日常の会計記帳だけではなく、請求書の発行や管理から確定申告まですべてこれ1つで行えるので、ひとりで事務所をする場合には必須です。

 

5.独立するときにこだわりたいもの

もう1つ、独立するときにどうしてもこだわっていただきたいのが、椅子です。

 

独立後は、ほとんどの時間を事務所の椅子に座って過ごすことになります。

長時間集中して準備書面を作成するときなど、座り心地が良く快適な椅子でないと、パフォーマンスを発揮できません。

椅子が安物の悪いものだと、疲れが溜まって体調も悪化します。

 

お勧めしたいのが、私も使っている「ゲーミングチェア」です。

一般のデスクチェアをはまったく異なり、とことん身体へのフィット感と使い心地を追及していて、座っていて非常に楽です。

 

完全リクライニング(180度)機能がついているので、疲れたときにちょっと横になったり仮眠したりすることもできます。

 

関心がある場合、次の記事でご紹介しているので、是非とも読んでみて下さい。

 

【症状別】デスクワークで疲れない椅子の選び方!【ゲーミングチェアで腰痛・肩こり防止・集中力アップ】

 

 

ちなみに、こちらがゲーミングチェアです。

腰、背中に沿ったラインで身体にフィットし、アームレストも自在に動くのでパソコン操作するときにも、ものすごく腕が楽です。ヘッドレストがついていて、頭まで支えてくれます。

私もゲーミングチェアを使い始めて、もう手放せない状態です。

 

内容証明1本書いたら充分元を取れる金額なので、もしよかったら、是非とも試してみて下さい。(詳しくは上記の記事を読んでみて下さい)

 


AKRACING エーケーレーシング デスクチェア ゲーミングチェア NITRO-RED 赤色

6.独立後の集客方法

あと、集客するならウェブ上からの集客がお勧めです。

今は多くの先生方がウェブに力を入れています。特に60期以降の先生は、ウェブに非常に注力しています。

私もライティングやコンサルでお手伝いできますので、もしよろしかったらご相談下さいね。

 

「ウェブ集客って何?」という方は、まずは手軽に本を読んで勉強してみるのが手っ取り早いです。

 


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今回は、弁護士が独立する方法を解説しました。今後独立する際の参考になれば、幸いです。

ABOUT ME
ぴりか
弁護士としての経験を活かして、法律記事を中心にライターとして活躍中。多くの法律系ポータルサイトや法律事務所様などからご依頼をお受けしております。弁護士事務所向けのコンサルタント業務も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。 ツイッターで情報発信しているので、お気軽にフォローして下さいね!

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