フリーランスのための法律を元弁護士が解説!vol1
「ネットで誹謗中傷された…許せない!!」
あなたは、ネット誹謗中傷の被害に遭って困っているのではないでしょうか?
ネットでは、どのような人も簡単に自分の意見などを言うことができますが、中には悪意を持って人を中傷する人もいますし、議論が白熱してついつい過ぎた書き込みをしてしまうケースもあります。
たとえば「あの子は不倫している」「前科者」などと言われたりすることも。
そのような被害に遭ったら、早めに投稿を削除させなければ、どんどん中傷内容が広まって、自分の評判が落ちてしまいます。
企業やお店の場合、客足が落ちたり商品が売れなくなったりして、売り上げが低下する損害も発生します。
この記事を読めば、そんな酷いネット誹謗中傷被害に遭った時に、もっとも被害を小さくするための正しい対処方法がわかります。
さっそくみてみましょう!
1.ネット誹謗中傷とは
ネット誹謗中傷とは、ネット上で誰かのことを誹謗中傷する内容の投稿をすることです。
たとえば5チャンネル(旧2ちゃんねる)や爆サイなどのネット掲示板、自分が運営しているブログ、ツイッターなどのSNSなどで、過度に相手を攻撃してしまったり、口コミサイトで嫌がらせの投稿をしてしまったりするケースが典型的です。
このような被害に遭ったとき、放っておくと、その記事を見る人がどんどん増えて内容が拡散してしまいますし、他の掲示板やSNSに転載されることもあります。
炎上したら、大変な勢いでその記事が広まり、被害者の評判が落ちて、大変な迷惑ですし、実害が発生することも多いので、早急に対応しなければなりません。
2.ネット誹謗中傷の例
たとえばどのような例があるのか、見てみましょう。
「〇〇は不倫している」
「あいつは前科がある」
「あの企業はブラックだから、絶対行くな」
「あの店の食材は、粗悪。衛生状態も最低」
このような書き込みをされて広まってしまったら、被害者がどのような目に遭うかは想像に難くありません。
個人なら、会社に行けなくなってしまったり、学校や地域のコミュニティで居場所がなくなってしまったりする可能性がありますし、企業なら、信用が低下して商品やサービスが売れなくなったり、新入社員の採用が困難になってしまったりするでしょう。
現代社会では、ネットで情報収集する方が多いので、誹謗中傷による影響は思っている以上に大きくなります。
3.内容が真実でも名誉毀損!
ネット誹謗中傷は、「名誉毀損」となります。
名誉毀損というと、「嘘を書いた場合に成立する」と思われていることが多いのですが、実は「真実であっても」名誉毀損になります。
たとえば、本当に不倫をしているケースで、「あの子は不倫している」と書かれて名誉を汚された場合でも、やはり名誉毀損です。本当のことを書かれた場合でも、相手を刑事告訴したら、処罰してもらえる可能性がある、ということです。
勘違いしないように、是非とも覚えておいて下さいね!
4.ネット誹謗中傷記事は削除請求できる!
ネット誹謗中傷が行われたとき、放っておくとどんどん記事が拡散するので被害が大きくなります。
そのような結果を防ぐため、どうしたらよいのでしょうか?
実は、ネット誹謗中傷被害に遭うと、対象の記事を削除させることができます。
サイトの管理者に連絡して削除に応じてもらう方法もありますし、それで無理なケースでは、裁判所の「仮処分」という手続きを利用して、強制的に削除させることも可能です。
そこで、ネット誹謗中傷被害を受けたら、情報が広がる前に、早めに削除させることが重要です。
5.困ったときには弁護士に相談しましょう!
ネット誹謗中傷の怖いところは、自分でも知らないうちに、誰かが勝手に誹謗中傷しているかもしれない、ということです。
もし、どこかのサイトで風評被害が発生しているのを発見したら、早期に削除させる必要があります。
自分でサイト管理者に連絡してもなかなか応じてもらえないことも多いので、困ったときにはネット問題に力を入れている弁護士に相談してみることをお勧めします。
どうやって弁護士を探したらわからない方は、弁護士を無料で紹介してもらえたり探せたりする便利な機能があるので、是非ともご利用下さい。
弁護士を探すなら
また、ネットを使っている以上、ネット誹謗中傷問題を100%避けることは不可能です。万一被害に遭った時に備え、いつでも弁護士に相談できる状態にしておくと安心です。
弁護士に相談すると、何十万円、100万円以上の高額な費用がかかりますが、弁護士保険に入っていたら300万円までの弁護士費用を出してもらえるので、大きなメリットがあります。
加入するかしないかは後から検討するとしても、まずは一度無料で資料を取り寄せることを強くお勧めします。
この一手間が、あなたの未来を救うことになります。
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