フリーランスのための法律を元弁護士が解説!vol1
みなさまは、「法律トラブル」というと、「自分とは無関係」と考えているのではないでしょうか?
しかし実際には、身近にも多くの法律トラブルがあるものです。私の経験でも、ある日突然巻き込まれて「どうしよう?」とパニックになってしまわれる方がとても多いのです。
今回は、身近な法律トラブルとその対処方法について、元弁護士のライターが解説します。
身近な法律トラブルの例
まずは、実際に身近な法律トラブルの例としてどのようなものがあるのか、みてみましょう。
- 痴漢えん罪、暴行罪
- 子供が万引き、ひったくり
- 痴漢、ストーカー被害
- 交通事故
- 遺産相続
- 離婚
- ネット誹謗中傷
- 労働トラブル
- 近隣トラブル
- 敷金返還、賃料滞納トラブル
- 不動産売買のトラブル
- 悪徳商法のトラブル
上記はあくまで一例です。本当は他にもとてもたくさんあって書き切れないので、今回はこれらについて、説明をしていきます。
1.痴漢えん罪、暴行罪など
まず男性の方であれば注意しないといけないのが、痴漢えん罪です。電車に乗っているときに痴漢と間違われたり、悪質な女性が痴漢をでっち上げてきたりすることがあります。
すると突然周囲の人に取り押さえられて駅員室に連れて行かれ、警察に連行されてしまいます。
また、飲み会などで羽目を外しすぎて他の客ともめて暴行罪などになってしまうケースなどもあります。
2.子供が万引き、ひったくり
子供が万引きやひったくりなどの犯罪を犯して突然警察に逮捕されてしまうことも多いです。「自分の子に限ってそんなことはない」と思うものですが、実際に子供が逮捕された方の親は、ほとんど全員そのような考えを持っていた人ばかりです。進学校に通っている真面目な子供でも、突然魔が差してこのような行動に出ることがあるので、「うちの子は特別」などと考えてはいけません。
3.痴漢、ストーカー被害
痴漢やストーカー被害に遭う危険性についても考えておかなければなりません。
特に女性が1人暮らししていると、いつ何時ストーカーに目をつけられるか分かりません。ストーカーにつきまとわれると、最悪殺されてしまうケースもあります。
4.交通事故
交通事故もとても身近なトラブルの1種です。自分が注意して運転していても、相手が無茶な運転をしていたら事故に巻き込まれてしまいます。車を運転しない人でも、自転車事故を起こしてしまう可能性がありますし、歩いていて車にはねられることもあるでしょう。
交通事故に遭って大けがをしたら、その日から生活が激変し、人生も変わってしまいます。
5.遺産相続
遺産相続トラブルも非常に多いです。遺産相続というと、富裕層の問題だと思われているかも知れませんが、家庭裁判所の調停の7割以上は5,000万円以下の遺産のケースです。
親が生きているときには仲の良かった兄弟が、嘘のように骨肉の争いを繰り広げます。70歳、80歳を超えた方々が、鬼のような形相をして人生の終盤に何年もの間、争いと繰り広げるのです。私も弁護士時代そういった案件を取扱い、大変残念な気持ちになったことを覚えています。
6.離婚
離婚も、多くの方が遭遇する可能性のあるトラブルです。「うちに限って離婚なんて…」と思っている方がほとんどだと思いますが、弁護士に依頼して離婚訴訟で激しく争う人も、ちょっと前まではそんな考えだったのです。突然魔が差して浮気したり、だんだんと会話がなくなったり、相手の暴言に我慢ができなくなったりして、人は意外と簡単に離婚してしまいます。離婚の際には財産分与や慰謝料、親権や養育費、年金分割などさまざまなことを決めなければならないので、非常に大変ですし、離婚調停に発展する事例も多いです。
7.ネット誹謗中傷
最近特に増えている法律トラブルが、ネット誹謗中傷やプライバシー権侵害の事例です。
SNSやブログなどで相手のことを誹謗中傷したりプライバシーを暴いたり著作権侵害をしたりしてしまいます。たとえば他人の記事を勝手にコピペしたり画像を転載したりするだけでも著作権侵害になる可能性があります。
また、ネットを使っていると、こうした権利侵害の被害者になる可能性も大いにあります。
ネット誹謗中傷やプライバシー、著作権侵害の被害に遭ったら、すぐに問題の記事を削除させる必要がありますし、相手を特定してもう二度と同じことをさせないように対応すべきです。
8.労働トラブル
労働トラブルも、多くの方が遭遇する可能性のある法的トラブルです。最近特に残業代請求トラブルが増えていますし、解雇・リストラの問題や突然の減給処分などもあります。
泣き寝入りしないためには、正しい法的知識を身に付けておく必要があります。
9.近隣トラブル
近隣トラブルも非常に多い法的トラブルです。たとえば隣人が騒音を出す場合、ペットの糞尿被害、土地の境界トラブルなどがあります。
10.敷金返還、賃料滞納トラブル
賃貸借契約でもトラブルが非常に多いです。契約終了時に大家が敷金を返してくれない場合や、反対に入居者が賃料を滞納して大家が困ってしまうケースがあります。
11.不動産売買のトラブル
不動産の売買契約では、取引金額が多額になるので、トラブルが起こったときのダメージが大きくなります。たとえば購入した物件に瑕疵(傷、欠点)があった場合など、損害賠償請求や契約解除できるかどうかで状況が大きく変わってくるでしょう。
12.悪徳商法のトラブル
悪徳商法に引っかかる場合もあります。高額な情報商材を買わされる被害もありますし、キャッチセールス、マルチ商法などにかかってしまう方もおられます。
ネット上でもさまざまな詐欺的商売が行われているので、注意が必要です。
13.弁護士に相談する
このように、身近に法的トラブルが非常に多いのですが、法律トラブルに対応できるのは、やはり弁護士です。上記に挙げたようなケースでは、すべて弁護士が適切に対応することにより、解決できます。たとえば、弁護士には以下のようなことが可能です。
- 痴漢えん罪をあばいて早期に身柄を釈放してもらう
- ストーカーを撃退する
- 万引きした子供が少年院に行かなくて良いように守る
- 交通事故被害者のために多くの賠償菌を獲得する
- なるべく有利な条件で離婚する(多くの財産分与、慰謝料をもらう、子供の親権を獲得する)
- 早急にネット誹謗中傷に記事を削除して、相手を特定して損害賠償請求する
- 労働者の代理人となって会社と交渉し、残業代を回収する
- 境界確認の手続きを行い、近隣トラブルを解決する
- 敷金返還請求を行う
- 賃料滞納している賃借人に明け渡しをさせて未払い賃料を支払わせる
- 不動産の瑕疵担保責任を追及し、損害賠償請求や解除をする
- 悪徳商法で支払ったお金を取り戻す
このようなことを実現できるのは、弁護士だけです。素人には絶対不可能です。
ただ、突然法的トラブルに遭ったとき、多くの方は「身近に弁護士がいない」「どうやって弁護士を探して良いのかわからない」と困り果ててしまいます。そうして一人で抱え込んで、どんどん状況が悪化してしまうパターンが多いのです。
弁護士時代も「もう少し早く弁護士に相談していれば…」と感じたケースがとても多かったですし、今もそういう人をときどきお見かけします。
たぶん皆様が弁護士になかなか相談できないのは、弁護士の費用が高いからですよね。
確かに弁護士に相談すると、30分5000円もの高額な費用がかかってしまいます。それではなかなか相談できないのも当然。
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