士業向けコンサルタント

弁護士事務所のウェブマーケティング|総合サイトと専門サイトについて

弁護士事務所がウェブサイトを作ってマーケティング(集客)を行うとき、事務書の総合サイトを構築する方法と、分野ごとの専門特化サイトを作る方法があります。それぞれ一長一短があるので、ケースに応じて使い分けると効果的に集客可能です。

 

今回は、弁護士事務所のウェブマーケティングにおける、総合サイトと専門特化サイトについて解説します。

 


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1.総合サイトと専門特化サイトとは

法律事務所がウェブサイトを作るとき

「総合サイトを作るべき?それとも専門サイトにした方がよいの?」

と迷われる先生がおられます。

つい最近、私もそういったご相談をお受けしましたので、今回そのことを書こうと思いました。

まずは、総合サイトと専門特化サイトとは何か、ご説明します。

 

1-1.総合サイトとは

総合サイトは、事務書の顔となるページです。

法律事務所の名称、アクセス、弁護士の紹介、挨拶文、プロフィール、取り扱い分野、弁護士費用などが掲載されており、お問い合わせフォームなどがついています。

事務所の写真やキャッチコピーなども入っており、一見して法律事務所のページとわかります。

 

1-2.専門サイトとは

専門サイトは、交通事故や離婚、債務整理など、分野を特化したサイトです。たとえば交通事故なら交通事故のコラムが集中的にアップされており、交通事故についてのさまざまな疑問が解決できる内容になっています。

法律事務所のサイトということはクローズアップされておらず、交通事故の情報サイトという感じで「よく見たら法律事務所が運営している」というイメージです。

特定の悩みを持つ人を集めたい場合に効果的です。

 

2.総合サイトのメリットとデメリット

総合サイトを作ると、「事務書の顔」となります。事務所のブランド化にも役立ちますし、ウェブサイトがあることで信用も高まります。弁護士の紹介や宣伝もしっかりとできますし、信頼してもらえます。

また、分野を特化しないので、さまざまな層を集客できます。たとえば交通事故、離婚、債務整理、ネット誹謗中傷、企業法務、不動産など、いろいろな相談を受けられるので、広い範囲でマーケティングできる点がメリットとなります。

 

デメリットは、専門性がないことです。たとえば交通事故の悩みを抱えている人は「交通事故に強い弁護士」を探そうとします。

しかし、総合サイトだけでは、何に強いのかわかりません。そうなると、交通事故の悩みを抱えている人は、別の交通事故に特化したサイトに注目して、そういったサイトを運営している弁護士の方に流れてしまう可能性があります。その意味で、総合サイトは集客力が弱いです。

 

3.専門サイトのメリットとデメリット

専門サイトのメリットは、専門分野の見込み客を効果的につかめることです。

交通事故にターゲットを絞り、集中的にコラム記事を書いて検索上位に上げることができれば、ネットで交通事故の情報を検索している人がサイトにたどり着きます。そして、交通事故に関する情報がたくさん載っていることに気づき、「運営している弁護士は交通事故に強いに違いない」と考えて問合せをしてきます。そこで、専門分野の見込み客を集中的に獲得したいなら、専門特化サイトの方が向いています。

 

ただし、専門特化サイトは事務所の顔にはなりません。また、その専門分野以外の人を集客することはほとんど不可能になります。たとえば、「交通事故もやりたいけど離婚や相続も取り扱いたい」という場合に交通事故サイトを作ってしまった場合、離婚や相続についての集客はウェブ以外の方法に頼るしかなくなります。

 

4.王道は総合サイトから専門サイトへ

それでは、総合サイトと専門サイトのどちらを構築すれば良いのでしょうか?

王道の方法は、まずは総合サイトを作ってから専門サイトに手を広げることです。

まず、事務所の顔となるサイトを作り、取り扱い分野や費用、弁護士のプロフィールや実績などを載せて、信用を獲得します。その上で、特化したい分野の専門サイトを作り、集中的に集客します。この方法により、総合サイトと専門サイトの両方の利益を得ることができます。

 

先に専門サイトを作るよりも、顔となる総合サイトを作ってしまうことをお勧めする理由は、総合サイトは、当面記事数が少なくても良いからです。総合サイトの形を整えるのは比較的簡単なので、総合サイトを作ってから専門サイトを作ると、結果的に両方を作りやすいです。

 

5.専門サイトを先に作る方法も可能

ただし、ある特定の分野にしぼって「それ以外の集客は不要」という先生の場合には、専門サイトだけを構築する方法も効果的です。

たとえば不当要求対策に強い先生が不当要求専門のサイトを作って特化している例や、交通事故、刑事事件などに特化したサイトを作っている事務所もあります。

「この分野に賭ける」という強い意気込みがあるのであれば、総合サイトを無視して専門サイトを作るのも充分アリです。

 

6.総合サイトで「専門ブログ」を運営する方法

もう1つの方法が、総合サイトのブログを専門特化することです。

事務所の顔となる総合サイトを作っても、検索で順位を上げるためには日々ブログを更新する必要があります。そのブログの内容を、専門分野に特化させるのです。

たとえば、総合サイトで、事務所の取り扱い分野としては、交通事故やネット誹謗中傷、離婚、遺産相続、債権回収、顧問弁護士などさまざまなものを入れながらも、ブログでは交通事故の記事のみにしぼってどんどん投稿していきます。そうすれば、交通事故の悩みを抱えた人がブログにたどり着き、「この先生は交通事故に強いに違いない」という信頼感を高め、総合サイトのお問い合わせフォームを使って問合せをしてきます。

この方法を使うと、専門サイトを別に作らなくても分野を特化した顧客を獲得できるので、効果的です。

 

以上のように、法律事務所がウェブサイトを構築してマーケティングを行う際には、いろいろな戦略があるものです。先生ご自身では効果的な集客方法の判断がつきにくい場合、元弁護士で今は士業向けのコンサルタント業を専門的に行っている私がサポートさせていただきます。どうぞ、お気軽にご相談下さい。

ABOUT ME
ぴりか
弁護士としての経験を活かして、法律記事を中心にライターとして活躍中。多くの法律系ポータルサイトや法律事務所様などからご依頼をお受けしております。弁護士事務所向けのコンサルタント業務も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。 ツイッターで情報発信しているので、お気軽にフォローして下さいね!

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